カムバック社員
インタビュー02
「やりたいこと」の先に、<br>フューチャーがあった

「やりたいこと」の先に、
フューチャーがあった

PROFILE

2000年フューチャーシステムコンサルティング(現・フューチャー)新卒入社。流通小売業をはじめ、さまざまな顧客に対するコンサルティング業務に従事し、2012年に退社。アパレル企業でのBPR部門の責任者、ビジネスコンサル企業における投資先企業の情報システム責任者を経て2022年フューチャー再入社。コードキャンプ社に出向し、現在は代表取締役を務め、デジタル人材の育成を通じて社会の発展に貢献すべく奮闘している。

外にでてから、より魅力を感じた

──フューチャーで活躍していた中で、初めての転職に踏み切った理由はどのようなものだったのでしょうか。

 IT技術で実現できる未来にワクワクし、社員の目線の高さや人柄の良さに惹かれて新卒でフューチャーに入社して13年間。入社前に抱いた印象は変わらず、さまざまなお客様に対してコンサルティングを行い、自身も成長しながら充実した日々を送りましたが、お客様と一緒にプロジェクトを推進するうちに、システムを利用する会社で当事者としてITを活用した事業の改善・発展を牽引したいと強く思うようになりました。それで、事業会社へと挑戦のフィールドを移すことを決意しました。

──転職後のお話も聞かせてください。

 次に入ったのは、アパレル企業のBPR部門です。責任者として、商品企画・調達・販売などプロセス全体を整理し、課題とあるべき姿を明確にする、課題に優先順位をつけ、業務改善の企画とそのためのプロジェクトを導入推進まで手がけるといった仕事に取り組み、転職時の希望を叶えることができました。システムの仕事に対して、コンサルタントとして関わった経験に加えてユーザー側からも関わる経験ができたことは、私にとって大きな財産になりましたね。
 責任者として推進・決断をする機会が増える中で、フューチャーの考え方をまとめた「FutureWay」は転職後も変わらず価値のある指針を与えてくれました。限られた予算と時間の中で、自らの成すべきことを決断し、社内を適切に巻き込んでいく。立場や役割が変わっても、あるべき形を実現するために、フューチャーで学んだ考え方や仕事の進め方は非常に有効なものだと実感しました。
 実は、アパレル企業時代にフューチャーと一緒に仕事をする機会もありました。外から客観的に見た強みは「顧客視点まで目線を上げ、実装・導入まで遂行できる」点です。お客様の経営課題に向き合い、目的は何なのかお客様と一緒に考えて、システムの活用まで伴走する。構想だけ、モノづくりだけ、と部分を取り出せば各々に長けた会社はあると思いますが、フューチャーは真のDXを実現する地力があります。そこは他社に勝る強みだと思います。

最適解を追求する仲間と、もう一度

──フューチャーを離れても、ご自身のやりたいことを軸にキャリアを描かれてきたのですね。戻ろうと思ったきっかけはどんなものでしたか。

 アパレル企業からもう1社挟んで、新たなチャレンジの場として選んだのが、古巣であるフューチャーでした。フューチャーを離れてからもアニュアルレポートなどを通じて情報をキャッチアップしており、その中でIT人材育成を手掛けるコードキャンプ社をM&Aしたと知りました。アパレル企業での経験で実感したのは、ビジネスの発展において、ITを活用できる人材が増えることは必須要素ということ。「顧客のために」と、最適解を前向きに追求する気持ちの良いフューチャーのみんなともう一度働きたい気持ちと「IT人材育成」という事業に関わってみたい気持ちの2つが合わさって、フューチャーに戻ろうと決めました。

──実際に戻られてみていかがですか。

 10年間いなかったとは思えないほど何にも違和感がありませんでした。戻ったばかりの頃に、オフィスで仕事をしていたら、通りかかった知り合いに「いることに全然違和感がないね」といわれて、「そうだよね」と笑いあったことが印象に残っています。
 それに、前に共に働いていた仲間がさまざまな事業部や部署にいて、前と変わらず親身に相談に乗り、サポートしてくれるありがたい環境です。難しい課題と向き合う日々を過ごしていても、それぞれの知見を持ったメンバーとディスカッションでき、仕事が進んでいく実感があります。

与えられた機会に、成果で応えたい

──今後の目標について教えてください。

 私はコードキャンプ社の代表として、現在の社会において意義の高いIT人材育成事業を通じて、ITの利活用を推進し、社会の発展に貢献していきたいと考えています。希望した事業に関わらせてもらうチャンスをいただいたからには、成果で応えなければならない。はじめてのことも多く戸惑いもありますが、グループの皆さんあたたかく力強いサポートを受けながら楽しんで頑張っています。
 良質なカリキュラムを構築し、質の高い受講体験を安定的に提供するために、今は強い組織作りに向けた取り組みを行っています。コードキャンプ社のメンバーは、誰もが取り組んでいる仕事を愛していて、スマートで前向きです。それはフューチャーとの強い共通点。私が参画してからの期間で、2つの会社の関係性が深まり、お互いの信頼関係がより育まれてきたと感じます。フューチャーを知りつつも、少し客観的に状況を見て調整できるというカムバック社員が参画した良い点なのかな、と思います。グループ間での強みを掛け算して、質の高いサービスをサステナブルに提供していきたいと思います。

──最後に、アルムナイ(卒業生)の仲間に向けてメッセージをお願いします。

 アルムナイで今後のキャリアを考えている方がいたらフューチャーも一つの選択肢に入れていただきたいですね。私が印象に残っている金丸さんの言葉に「カルチャーは参入障壁だ」というものがあります。フューチャーにはカルチャーがしっかりと根をはっており、同じ想いを持ったたくさんの助け合える仲間がいます。カムバックする社員にとってはすぐなじめる環境がありつつ、新しいチャンスにも巡り合えるのではないかと思います。
 戻ってくるのではなくても、私が今携わっている「IT人材育成」事業は、フューチャーを卒業し、活躍されている皆さんと企画・連携できることも多いと思います。同じカルチャーで育った皆さんと、何か一緒にワクワクする面白いことができたら嬉しいですね。