INTERVIEW

技術で世界に勝負を挑む。

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    林 優二郎Yujiro
    Hayashi
  • 京都大学大学院 理学研究科
    物理学・宇宙物理学専攻
    2009年入社

創業者の精神に
触れられる環境で成長したい

 就職活動では、自らの専門分野にとらわれず幅広い業種を見て回りながら、自分に合っている企業を探した林。重視した点は、早く成長できる環境があること、いろいろな業界に関われること。そしてなにより、創業者がいて、かつ身近で経験を積めるフラットな社風があることだった。
 「フューチャーは、ゼロから会社を立ち上げ、一部上場企業に成長させた、創業者である金丸の存在が魅力的でした。社員も一緒に仕事がしたいと思える人ばかり。ひとりずつ違う個性を持っていて、誰もが楽しそうに仕事の話をしてくれて。刺激的な環境で、若いうちから責任の大きい仕事を任せられているのがわかりました。ここでならば貴重な経験ができるだろうと思い、フューチャーに決めました」
 入社後は技術部隊に配属され、フューチャーが独自に開発したデータ連携を司るミドルウェアを担当。システム間でデータのやり取りをする上で不可欠であり、フューチャーの主要なプロジェクトで使われている重要な技術だ。林はさまざまなプロジェクトに関わりながら、着実に力をつけていった。
 「技術部隊といってもオフィスにこもるのではなく、実際にプロジェクトの現場に出向き、お客様とも接しながら仕事をしました。どのプロジェクトでも勉強の連続でしたが、社内外のさまざまな人と関わり、刺激を受け、自分の成長を感じながら仕事をするのは非常に楽しかったですね。特に3年目に、地方銀行の案件をほぼひとりでやり切ったことは大きな経験になりました。ビジネス面でも学ぶことが多く、プロジェクトマネジメントも一段上のレベルになり、コンサルタントとしての自分の幅を広げることができました」

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新たな任務はビジネスの創出

 与えられた業務以外でも、積極的にタスクを拾って成果を挙げ、海外研修や視察にも参加。経験やスキルを積み、自分の領域を着々と広げていた林は、2015年、新たな任務に踏み出すこととなる。
 「前年、ある案件で、システムのセキュリティ状況をデータ連携の観点から調べました。また、IT先進国のエストニア政府のCIOが来社した際に意見交換する機会を得ました。それをきっかけにNATOサイバー防衛協力センターがありセキュリティ関連企業も多いエストニアを視察。そういった経験を通じて、日本のサイバーセキュリティ対策の遅れや重要性の高まりを感じていました。そこで技術部隊のリーダーに、今後のフューチャーにはセキュリティ対策を手がけるチームが必要だと提言したのです」
 その直後に、日本年金機構の情報流出事件が起き、当社技術部隊のリーダーが検証委員に選出されたことも後押しし、林はセキュリティチームをつくり、ビジネスの立ち上げを任せられることになった。
 「セキュリティ対策と一口に言っても、技術だけではなく、人や組織、物理面と領域は広範囲に渡ります。膨大な知識を取り込み、業界事情の理解を深めながら、ビジネスモデルの検討、営業戦略、体制の構築など、すべて並行で取り組みました。フューチャーにはなかった新規ビジネスの立ち上げなので簡単ではありませんでしたが、自分の裁量でどんどん進められ、やりがいは大きかったですね」
 ビジネスの早期スタートと、着実な成長の両立を見据えながらまい進する林のもとに、待望のニュースが届く。もうひとりの立ち上げメンバーが、システムのセキュリティ対策に大きく貢献する脆弱性スキャンツール“Vuls”を作り上げたのだ。
 「まだ世の中にないツールができあがりました。有償配布も考えましたが、誰もが使えるオープンソースとして公開することにしました。いま私たちのまわりにあるITサービスは海外のものばかり。せっかくの機会なので世界で勝負しようと。世界中にいる困っている人たちを助けられれば、世界平和に貢献できるはずだ!という気持ちもありました(笑)」

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新しい武器を手に、目指すは世界市場

 Vulsはデビューするや否や、世界中のエンジニアから高評価を勝ち取る。講演や取材の依頼が殺到し、解説記事はドイツ語、中国語、フランス語、スロバキア語に翻訳され、ついに世界的なオープンソース向けのウェブサービスGitHub(https://github.com/)のランキングで1位を獲得するに至った。
 今後の目標はセキュリティビジネスを安定させ、ゆくゆくは独り立ちさせること。林はこの道の未来に大きな可能性を見出している。
 「トップレベルの技術者集団との交流も活発になり、刺激的な毎日です。お客様も増え、セミナーや勉強会のお声掛けも多々いただき、予想以上に“セキュリティのフューチャー”という評価が浸透してきています。セキュリティビジネスは、これまでフューチャーが提供してきたITコンサルティングのサービスとは異なる形で、私たちの付加価値を展開できる可能性にあふれていると実感します。たとえば国内だけでなく、世界へも打って出ていける。世界中からの声が集まり、やりたいこと、やらなければならないことが山積みで、うれしい悲鳴です。ようやくチーム体制も整ってきたので、頼もしい仲間たちとともに、新しい挑戦や、面白い取り組みにどんどんチャレンジしていきたいと思います」

学生へのメッセージ 企業のビジョンや事業内容に加えて、そこで働いている一人ひとりが、具体的になにをしているかを自分の目で確かめてみてください。企業は多くの事業を掲げ、さまざまな職種を用意しています。しかし実際には、社員が選び取れる選択肢が限られていることもあります。自分のやりたいことができそうか、自分にとって居心地のいい環境か、魅力的な人たちがいるかを見極めてください。就職活動はいろいろな企業を知り、さまざまな人に会うことができる貴重な機会。悔いのない選択をし、自分に一番しっくりくる場を選んでいただきたいと思います。

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